ジャカランダの木

月曜日の朝早く、土砂降り雨の中P&Pをつれてモンテソーリコースのお試し教室に行ってきた。このモンテソーリのコースのことは以前から聞いていたのに詳しい情報が見つからなくて、ママ友から教えてもらってやっと通えることになった。パスかるんの小学校はモンテにすることを決めていたのだけど、合わないこともあり得るからその前にモンテに触れさせておきたいのもあった。自分にとってもモンテの方法を自分の目で見てみたかったのでこのコースは絶対体験するべきだった。

パスの参加したコースは1、5から3歳までのお母さんが付き添うコース。2歳になったパスには付き添いなしのコースの選択もあったが、託児所に慣れるのに1ヶ月かかったことや遊びグループで行きたくなくて大泣きしていてたことを考えるとこの選択はできなかった。

私だけびしょ濡れになって到着して玄関のベルをならすと、大きなドアの入り口が開いてガラスに隔たれた白い空間が目に入った。元ガレージを改装したのであろう、1階建てで広くて天井は高くairyという表現がピッタリくる空間である。壁は白く床は対照的に黒、なのでモダンで清潔な印象があり、部屋の真ん中のガラスで仕切られた庭のおかげで自然光が入るようになっている。この空間の美しさの為だけでも来たかいがあるが、そこに置かれているおもちゃやプレゼンテーションの方法もまた美しい。それぞれのおもちゃがトレーの中に納められており、トレーは子供サイズの低いテーブルの上にゆとりを持って並べられている。おもちゃには手が加えられているものも多く、一目見てどうやって遊ぶのかすぐわかるようにしてある。例えばパッツが気に入ったプラスティックのオブジェとカードを合わせるおもちゃはカードとオブジェが同じかごの中に入っている。パスカルは小さなブルドーザーやゴミ収集車の名前をいいながらカードの上に車をきっちり並べることを何回も繰り返していた。犬の種類や海の生き物シリーズなどもやるように進めると、初めてみる動物なのに写真と合わせることができて驚いた。

またキッチンコーナーには子供サイズの水場、ナイフ、フォーク、新鮮なフルーツやクラッカーがおいてあり、自分でフルーツを切ったり水をくんだりできるようになっている。キッチンの近くにフラワーアレンジメントのコーナーがあり、パスンは先生に教えられながら水を汲んできて漏斗で花瓶の中にいれ花を生けてテーブルに飾ることをまねしてやっていた。私はオランダに住んでいながら花を買う習慣が身に付いてないのでパスンがこの行動の意味を理解できていたのかは謎である。

他にはパズルコーナーやお絵描きコーナーもあり、絵の具なども汚れないように工夫してあった。パッツンも普段絵の具はなかなかさわらせてやれなし多分嫌いだろうと思っていたが、他の子を見て誘発されたのか自ら絵の具に近づきお絵描きをしていた。

先生から教えてもらったことは、子供におもちゃをわたした時はまずは見守っておくこと。やり方をすぐに教えるのではなく2回目から徐々に教えはじめることにより子供の好奇心を育てる。間違った遊び方はないのでNOとは言わないこと。そしてパツカルにとって一番重要なことは、他の子供が同じおもちゃで遊びたがったら終わるまで待つように言うということ。一緒に遊ぶ必要はなく、おもちゃを共同する必要もない。一人の子供がひとつのおもちゃに集中していることを他の子供も尊重するべきだという考え方なのだ。以前遊びのグループに連れて行っていた頃パスカルがいやがっていたのは、必ず他の子供が近づいてきてパのおもちゃを奪ってしまうことだった。パスはおもちゃを取り返すことを知らないし私もそれを教える必要はないと思っていたのでいつもパが泣いて終わっていたのだった。何度も順番に遊ぶように試してみたが、パスカルは子供から逃げるようになってしまったので遊びのグループに連れて行くのを中止したのだった。だけどここでは待つように教えられるのだ。このグループでパッツが泣くことはないだろう。

パスカルがどれくらい楽しんだかと言うと、終わりの時間が来ても遊びをやめる様子がなく自動車の本を持って帰りたいと言ってぐずったので部屋を出るのが最後になってしまったくらい。今度からパスカルにとって毎週月曜日が楽しみになることだろう。ちなみにこのコースは「ジャカランダの木」という名前で、ジャカランダは小さな紫色の花が満開になるととても美しいらしい。この空間にぴったりの名前だ。

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