P1のお仕事が終わるまで

新学期が始まって落ち着いた頃、登録していたP1のモデルエージェンシーから連絡があり某家具メーカーのコマーシャルのオーディションがあるというので、都合もつくしパパが連れて行く事になった。だいたいこういう連絡は必ず急に入って来る。オーディションの1週間前にメールで募集して、オーディションの時間10分前に電話で「脚本が変わって3歳以下の子どもを撮影する事になったから来なくていい」ってキャンセルされるし!!パパはたまたま休みの日だったけど、わざわざ休みをとった上に向こうからキャンセルしてたらどれだけ憤慨してただろう。しかしP1は年齢の割に小さいということでオーディションには結局参加して帰ってきた。

オーディションの様子を聞いたところ、1回目は親がいると子どもの気がちるということでパパから離され悲しいP1を椅子に座らせて、別のパパと一緒にテーブルで座っているところを撮ったらしい。全くやる気の出なかったP1は下を向いていたらしい。泣かなかっただけまし。しかし帰ろうとするところを次の子役が来なかったかなにかで、2回目の撮影をすることになった。今度のパパはコメディアンばりに面白かったらしく、P1は段ボールをかぶってふざけるくらい盛り上がったらしい。この撮影の時はP1のパパもカメラの後ろで見る事ができたらしい。私は今回の撮影を全く見ることができなかったのだが、パパから聞いたP1の様子が手に取るようにわかった。P1が最後にモデルをしたのは1歳半の頃。当時は歩く&よじ登るのが楽しい時期に寝転がってのフォトシューティング。じっとできないP1をなんとかシャボン玉でつって寝かせたが、写真なので瞬間じっとできればどうにかなる。それにPhotoshopで上手に修正できてしまうからどうにかなった。だけど今回はフィルムなのでP1がどこまでやる気になるか、そして嫌で泣いたりしないかかなり心配だった。

1回目のP1の撮影の様子を見て戦法を変えたのか、次はエージェンシーから「P1がリラックスできるようにP1の友達を連れてきてほしい」というリクエストがあった。私としてはなぜ私たちが子どもを集めないといけないのか?と思いつつも、P1が楽しむだろうからとクラスメイトを2人連れていくことにした。P1の友達の親達も撮影所までついて来るのをアレンジするのが大変だっただろうに、兄弟連れでもきてくれた。友達が3人も集まると皆撮影所ではしゃぎまくり、子ども達は楽しんでオーディションを終えたらしい。でもこの撮影の時もその後も全くP1が選ばれたという連絡はなかった。

撮影の1週間前だろうか、エージェンシーからメールでP1ともう一人のクラスメイトが撮影に選ばれたという連絡をもらった。そしてその日からは毎日エージェンシーと細かい連絡をとる。クラスメイトの親は共働きなので昼間の連絡が大変だったらしい。撮影の場所が言い渡されたのは3日前くらいだった。

撮影の日、この日までにP1に仕事とはどういうもので仕事をすると報酬がもらえる(から君の好きなおもちゃが買える)ものだと言い聞かせていた。撮影が仕事だと言う感覚がないP1には、彼の世界のもので説明するしかなかった。毎日撮影に対してネガティブになったりポジティブになったりを繰り返したP1だが、当日はパパに連れられてP2と楽しそうに出かけていった。普段の学校より早く出かけ、そして夕方になってようやく帰ってきたP1は買ってもらったおもちゃに興奮していた。

のちに様子を聞くと、待ち時間が長かったためもって行ったDVDが皆の役に立ったこと、衣装が気に入らなくてネガティブになったこと、おなかが空きすぎて子ども達が動けなくなったこと、など大変な面はあったけど子ども達はふざけたり、バックフィッツによじ登って遊んだり、楽しい時も過ごしたようだ。撮影の様子を写真に撮ったが公表してはいけないお約束なのでここに掲示できないが、子ども達が待ち時間に遊んでいる様子がうかがえる。

その1ヶ月後、撮影の結果がこれ。撮影がどんなものか全く知らずにちゃんと参加しただけでも立派だと親は思うのだが、P1が絵の具を手につけて喜んでいる姿は私にも想像できなかったこと。(逆に嫌がるかとおもったので)少しずつ予想のできない結果を見せてくれるようになったP1、これが成長なんだな〜(涙)子ども達よくがんばったね!

これはIKEAの「解決を見つけようとすると可能性は無限」という新しいプロモーションの為のTVコマーシャルシリーズの一つ。パパが子どもを面倒みる日(Papadag)の提案で、託児所のコストが上昇する中IKEAの商品で玄関から入ってすぐ託児所のようになり、自分の子どもだけでなく近所の子ども達も集めて自宅を託児所のようにする解決策もあるよという内容。オランダのみの放映。このコマーシャルに対する意見は賛否両論。

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