ステージママ

子供が生まれてからというもの、なんでも子供の事が優先してしまうのは当たり前だが作品も自分の子供が楽しめるようなプロジェクトをする事が多くなった。人生の少しの間そんな時期があってもいいだろうと思って迷いなく子供中心の生活を送っている。私の子供のパスカルは親とはちがって目がぱっちりしてて子供らしい見かけなので子供に無関心なオランダ人もいっぱい声をかけてくれる。「こんなにかわいい子見た事ない」とか「いや本当にかわいいよ、本当に!」とか。親バカでかわいく見えるのは当たり前だけどよそ様からもそんなコメントいただくのでこちらもいい気になってパスカルが多くの人の目に触れるようなプロジェクトに進んで参加するようにしている。先週はハダスとモニカの共同プロジェクト「Soothing Songs」の撮影にパスカルと参加してきた。これはオランダに住むオランダ人でない母親たちが自国の子守唄をいかにもオランダっぽい撮影セッティングで歌い子供をあやすというもの。12人くらいの母親が同じセッティングで撮影をし最後には大きなインスタレーションになるらしい。私達は2番目の撮影の予定だったがライトの調節の為朝からすでに2時間の遅れ。。。撮影ってこんなもんだろうとは覚悟してたけど、子供付きで2時間の遅れはちょっとしんどい。子供を昼寝させていいのかいつでも撮影できるようスタンバイしたほうがいいのか迷いながら、でも他のお母さんや子供達とあそびながらなんとかパスカルを眠らさずに待つ。そして本番の撮影。撮影内容はパスカルを抱っこしてセッティングの中をくるくる回るというシンプルなもの。このシーンは別撮りした日本の子守唄(江戸子守唄)とオーバーラップするらしい。1回目のテイク中パスカルはカメラに興味をもちニコニコしながらカメラ目線をしていたが温かいライトに照らされていたせいで一回おおきなあくびをしてすぐに眠ってしまった。。。内容的に子供が子守唄を聴いて落ち着くシーが欲しいのでパスカルが途中で寝るのは最高のシナリオ。しかも演技でなく偶然だなんて、、、というか自然な事だけど。なのでこのシーンは1回でOK。その後のシーンもパスカルを眠らせたまま続けて30分くらいの撮影をさっくりこなして帰ってきた。このインスタレーションは9月に発表らしい。
今週は子供雑誌にパスカルの写真がのったのでうきうきしている。これは全くの自己満足。他の雑誌で2008年8月8日にオランダに生まれた子供の特集をしていて、パスカルは1日違いだったので悔しい思いをしたのだが、パスカル写真が載ったこの雑誌はまだ3回目の出版で写真を募集しても集まらないせいか、一人一人の写真が大きく載っている。こんなことに喜んでいる私をみてヘンリーは「ステージママだ」といってからかっている。
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