親と子供の生活環境

私の子供のパスカル君は只今19ヶ月。身長80cm、体重11kgとオランダ平均からみると小さめなのだがなぜだか体力だけは平均以上にある。公園や託児所やヘンリーの店で同じくらいの年齢の子をみかけるといろんな違いが見えてくるのだが、パッツンほど子供用Bakfiets(バックフィッツ/箱付き自転車)で早く走れて、3歳児向けのスクーターにのれる小さな子供はまだみたことがない。

もちろん自転車屋の子供として、自分の自転車に乗れるのは当たり前だが、週に1回店に連れて行って野放しにしてるだけであんなに上達するもんだろうか?

自転車は基本的に家の外にいるときに乗らせている。ヘンリーが家でも自転車に乗らそうといって店で売っているLoopfiets(ロープフィッツ/ペダルなしの2輪車)を1台持って帰ってきたが、それには目もくれなかった。というのも同じシリーズの中で一番小さい自転車なのだがまだ足が届かないので乗りにくいからだ。つい先日託児所の人から聞いたのだが、パッツは5台ある託児所の自転車や車をとっかえひっかえして1日中乗り物に乗っていて「自転車モノポリー」状態らしい。家で更に自転車に乗る必要がないはずだ。。。

公園に行くと必ず滑り台に走って行って、どんな滑り台でも怖がる様子なく階段を一人であがり、滑ってはまた階段まで走って行くのを20回くらい繰り返す。滑り台も選んで連れて行かないと怖くてみてられない。同年代の子供が一緒の滑り台で遊んでいると必ずパツパツのほうが早く滑り終わって他の子が終わるのを待つ事になるので、いつも泣きそうな顔で不平をいっている。

普通に滑るのではあきたらないのでパパが手を持って加速している、、

ヘンリーの店に連れて行くと最近はスクーターばっかり乗っている。一番小さいスクーターでもハンドルがパッチーの顎ぐらいの高さがあるので操縦が難しいみたいだが、ゆっくりながら大分進歩している。今では両足をスクーターに乗せて進むことができるようになった。店に年上の子供が来ると大きいほうのスクーターでビュンビュン飛ばして走り回るので、そんな時はBakfietsに乗り換えて競争するかのように一緒に走り回るのをみるのは面白い。

自転車屋の子供で自転車に囲まれてくらし、店に連れて来られたら自転車をわたされで放置され、週末やパパデーにはサイクリングしながら公園散策。このような環境下で自転車に乗れない子供が育つ訳がない。親の生活環境が自然に子供に影響している事を実感させられる。よく「〜ができる小さな子供」の映像をyoutubeでみるが、さらに訓練させればうちのバッシーも最年少でBakfietsレースにでれるかも?でも私もヘンリーも子供が自然に興味を持つ事を尊重したいので訓練までする気はないんだけど。

ここで私からの影響は何?と思う訳だが、お絵描きをさせてみてもクレヨンを舐める事のほうが好きだしフィンガーペイントをさせてみてもいやがって大変だったので、もうちょっと大きくなってから挑戦させようと思う。もうちょっと大きくなれば料理を一緒につくって food sculpture の共同制作ができるかもしれないので楽しみだ。

Leave a Reply

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.