アイスクリーム!
P1がだ〜い好きなアイスクリーム。ご褒美にあげるのもアイスクリーム。泣いてしょうがない時の奥の手もアイスクリーム。オランダでは夏にアイスクリーム屋だけはレストランなみに遅くまで開いています。食後に散歩がてらアイスクリーム屋に行くのって、いいよね〜。
私たち乳製品フリー一家が食べるのはほとんどシャーベット。シャーベットというと卵白が入っているかと思いきや、水とフルーツのみというものがほとんどで、卵がダメなパパもシャーベットなら食べられるのです。ストロベリーやラズベリー、レモン、マンゴーなどが主流で、変わったところではナシやスイカ味もあったりする。シャーベットは必ず3、4種類はあるのでどこのアイスクリーム屋に行っても食べられるものがなくてP1をがっかりさせる事もない。
でもアイスクリームって「クリーム」というくらいだから、クリームが入っているものがほとんど。P1が乳製品アレルギーとわかってから私も同時に乳製品を断っているが、あのまったりとしたクリームの味が恋しくなるもの。アメリカなら豆乳、ヤギミルク、ココナッツミルクアイスがあるんだけど、ここはオランダ。豆乳アイスが1種類あることはあるが、パパが食べてアレルギー反応が出たので買う事もない。
だがそんな私たち一家を救ってくれたのがProfessor Grunschnabelさん!去年なにか食べれるアイスを探しに近くのコンビニに寄ったときに質素なパッケージのアイスクリームを発見。白いアイスクリームパックに自宅でプリントしたようなシールがぺったり貼ってあるだけ。でもどうやらヴィーガンアイスのようだ。チョコレート味があったので材料をチェックすると、ココナッツミルク、バニラ、カカオ、砂糖と、とってもシンプルで保存料も入っていない。早速購入してその夜は長い間食べれなかったチョコレート味のアイスに家族で大満足したのだった。ココナッツミルクベースなのでクリームベースのアイスほどまったりしていないが、十分クリーム感が味わえる。P1もやはりクリーム感が好きで、シャーベットとココナッツミルクの2種類を買うと絶対ココナッツミルクのほうをおかわりする。
種類もと〜っても豊富。Siam Horapa Coco(ココナッツミルク、タイバジル、レモン、炒ったココナツ)Canelle Glorieuses(ココナッツミルク、バニラ、シナモン)Indian Winter(ココナッツミルク、生姜、インドスパイス)などから、フルーティーなBanana Bahiana(熟したバナナ、レモン、バニラ、ココナッツ)Mama Mango Maracujá(マンゴー、パッションフルーツ、レモンジュース)などなど。素材のコンビネーションもネーミングも面白い。私たちのお気に入りはSalmiaCoco(ココナッツミルク、バニラ、dropと呼ばれるオランダ人の好きなスパイス)。私はこのdropが大の苦手なのだが、このアイスのコンビネーションではなくてはならない素材である。13種類もあればアイスクリーム屋に行くくらい満たされる。しかも歩いて1分のコンビニ(といっても夜中の1時くらいに閉まってしまうけど)で買えてしまうなんて。日の長い夏の夜には食後に家族で出かけて2種類のアイスを買い、家でゆっくり食べるのである。
この素敵なアイスクリーム、どうやらオランダの会社らしい。オランダに住んでてよかった〜。
これはサイクリングの途中で見つけたアイスクリームガーデン。敷地内で飼われている牛の搾り立てのミルクをつかったオーガニックアイスを売っている。家畜も触れるし子供の為の滑り台や小さいトラクターや自転車などの乗物もいっぱいあって、初めて来たときP1は2時間くらい楽しんでいた。ここに行く為ならどんなに遠くてもサイクリングしちゃうぞ。