P1の4歳の誕生日は日本で迎えた。サマーホリデーに入る1ヶ月前に子どもを連れて日本に帰ることを急に計画し、少しの洋服とおもちゃ、近所の支援センターなどを急いで調べて帰国した。私ひとりで子ども二人を連れて日本に帰るのは初めてだったので不安な気持ちもあったが、「自分の国に帰るだけどうにかなる!」という勢いで出かけた。
実際、飛行機での大変な時間はなんとも感じさせないくらい日本での生活は大変だった。まず子どもよりも私のほうがひどかった時差ぼけ、あせも、食事、蚊やムカデなどの虫、などなど。それに知らない土地に来て子どもたちが不安だったらしく、人一倍ママっこになりトイレにも一人で行かせてくれない状態だった。私の母が個展前で準備しなければいけないのでなるべく何でも一人でこなそう!と思ったが、やはり母や姉の力を借りなければならなかった。
それでも子ども達は日本を十分楽しんだ。福祉子ども支援センターに初めて行って新しい曲や手遊びを習い、水遊びや畑で野菜の収穫を楽しみ、滝や川で水遊びをして楽しんだ。母の家ではテレビがない分、工作や自然の中での遊びが十分味わえたし、姉の家に滞在した時は宮島の水族館やこども科学館などの施設にも簡単に行けた。それだけでなく、やはり従兄弟や親戚が近くにいたおかげで子ども達は更に生活を楽しめたのだと思う。
子ども達の一番の変化は言語だった。父親が一緒にいなかったので朝から晩まで日本語。4週間もいるといつのまにか独り言をいうときの言語も日本語になっていた。
こどもがまだ小さいので負担は大きいが、これに懲りずにまた日本に帰って楽しみたいものだ。
うちにもこんな庭があればな〜