我が家ではいままで宗教色のあるイベントに特に積極的ではなかったのだが、P1の学校で盛り上がるのでシンタクラースのまねごとをし、今度はイースター(復活祭)。イースターとは全く無縁だったが、P1の学校でイースターの朝食を皆で食べるというので、しかも自分の子どもに朝食をつくるのではなくクジで決められたクラスメートになので、試行錯誤しながらいろいろ用意をしてみた。
オランダでイースターはPasenという。イースターについてはいろんなサイトで説明しているので省いて、学校ではイースターに向けていろんな工作を学校で行い、教室が賑やかになっていく。3月28日に朝食を食べ、29日〜4月1日までお休み。日曜日がEerste Paasdag (第一復活祭)月曜日がTweede Paasdag(第二復活祭)と言われている。月曜日にお店が閉まるので面倒だくらいにしか思っていなかったが、子どもがいる家庭では4日もお休みだなんて。家族と会うにはもってこいの日だが、外国人の私たちはイベントなどにでかけなければ間が持たん、ということで私たちはJacaranda Treeで行われる「黄色」ワークショップにでかける。他の人が行うアートワークショップに子どもと参加するのは初めてなので私が楽しみなのだけど♡
P1はクラスメートに朝食の入った靴箱を用意することになっている。靴箱は飾っていいということだが、P1にイースターの行事をさせた事もなかったので自分で飾りを思いつくわけはなく、私自身が調べながらアイデアを与えて手伝った。子どもが好きそうな事、、なので卵から思いついたAngry Bird(ゲームのキャラクター)を作ってみた。Angry BirdはP1が唯一遊べるゲームで子ども達に人気だ。鳥は丸い発砲スチロールに色を塗ってフェルトでしっぽやとさかを作って貼りつける。ラッピング用のフワフワを鳥の巣代わりにしてできあがり。
この箱をもらう事になっている子の希望は白いパン2枚に甘いものを挟んで、フルーツにリンゴ、飲み物にチョコレートミルク(笑)子どもが自分で選んだようで、甘いものづくし。こんな意味があるのかと感心しながらイースター色の黄色(太陽)と緑をふんだんに使い、ウサギ(多産、反映)や卵(復活)で内側もデコレーションしてみる。
家庭でもイースターブランチをするようで、そんなことも初めての私はメニューがどんなものか知る事から始める。ブランチはだいたいゆで卵、パン、Paasbroodと呼ばれる甘い詰め物が入ったパン、バターなどシンプル。そしてオランダでは固ゆでした卵をぶつけ合い(Eitje tik)するのが典型的だそう。2人が固ゆでした卵をそれぞれ1個ずつ手に持ち、卵のとがった方でお互いの卵にぶつけ合い、先に卵が割れた方が負けというもの。
そしてイースターにはつきももの卵の色塗り。我が家では卵をあまり消費しないので、プラスティックの卵に飾りをつけることにした。これは子どもの工作のネタにはちょうどいい。しかもひな祭りの時に買った桃の枝が役に立った(笑)
しかしこんなかわいい卵を見つけてしまったので買わざるをえなかった。卵を茹でてもペイントはおちないそうで、1つ50セント。
しかしオランダは今日も気温はマイナスで一向に暖かくなる気配を見せない。そのせいか子どもは風邪気味だし私自身も風邪気味だ。春よイースターとともに早くやってきておくれ!