日本で夏休み 2014年

日本で夏休みを終えオランダに帰って来て数日後、広島での土砂崩れのニュースを聞いた。数日たつ今でも行方不明者の捜索を続けているという。家族は無事だといっても生まれ育った地で災害が起こり、今は連絡先もわからない同級生や友達のことを思うと胸が痛む。亡くなられた方がたのご冥福をお祈りしこれ以上雨が続けて降らない事をお祈りします。

その日本での夏休みは子ども達にとって実り多いものとなった。

p1_kongara 「こんがらがっち」が好きになったP1の新しい遊び。

2年前は母の住んでいる田舎に小さな子の遊び場が少なくて苦労したが、少し成長した我が子たちには水辺が最適な遊び場だった。ちなみにP1水が大っ嫌いで風呂にも嫌がらずに入った事はないくらいだが、今回の日本滞在で水に慣れた事が大きな成長だった。

日本の夏と水は切っても切れない関係である。どんなに暑い夏だって水に入っていれば大丈夫だし、滝や川などの水場も多い。私たちが今回遊んだのは三郎の滝 や 妹背の滝すなみ海岸公園 などで、大人でも水遊びが楽しめる場所。子ども達はいっぱい遊んで水と親しくなり、お風呂も楽しんでいた。広島だけ滞在していたが子ども達の従兄弟ともいっぱい遊べたし、私の大学時代の友達とも会えたし、同じくらいの年齢の子どもとも遊べた。滞在中P1は毎日「きょうは何するの?」とワクワクしながら聞くのが習慣になった。

 

だが日本ならではの問題もあった。虫さされへの予防やケア、野生の動物への注意、乗り物酔いなどである。母のアトリエが広島空港の近くにあるので広島まで飛行機を2回乗り継いで行ってみたが、子ども達が乗り物に酔いやすくなっている時に飛行機3回と電車の移動は厳しすぎた。全ての飛行機でP2が吐いて親子ともドロドロ、乗り換えの電車でP1が気分悪くなって吐く、などの嘔吐続きだった。殆どの車での移動中P1は酔い止めを飲んだにもかかわらず嘔吐。それにP2は虫さされに敏感で痒みが続くので、とびひによる感染も心配したし、なにしろ自分自身が虫にさされやすい事も乗り物酔いする事も思い出さされた。一番怖いのはムカデや蛇。。。避けられないけど遭遇したくないものだ。

子ども達は食べ物の好き嫌いや生活の違いを克服しながら少しずつ日本のことを好きになってくれている。ハイシーズンに3人分の飛行機代も大変なのだが、元気に帰ってくる事が家族への孝行とも思うので、家具や洋服を買う事より優先である。子どもが小さいので無理しない範囲で行動しているが、将来広い日本を一緒に見て行く事が私の楽しみであり、子ども達にとってその経験はなによりも価値があることだと信じている。

 

Leave a Reply

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.