自転車がなくなるの巻

10月28日、子ども達の学校が研修でお休みなので午前中からお出かけする事に決めた。電車で出かけるため午前11時頃、街乗り自転車に子ども二人をのせてアムステルダム中央駅に向かう。この時間帯は無料駐輪場も有料駐輪場もいっぱいなのは分かっているのでBakfietsで出かけるような事はしない。

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この自転車でも駐輪場のラックに入らないので、私の最近の方法は自転車ラックのすぐ横に自転車をおくことだった。ラックに収まらないからしょうがないけどちゃんと駐輪場に入れてるよという気持ちで。これで3回くらい同じ場所に自転車を置いているが他にやっている人もいるし問題があるように見えなかった.

CSa'dam でも、、、、なくなりました。電車から降りてP1がはじめに自転車に走っていったのだが「ママ〜自転車がない〜!」P1のこういう記憶力はいいので間違える筈はないし、私も同じ場所を見渡したけど、、、やはりない。自転車があった場所にもメッセージや持って行った痕も何もない。

市の機関に持って行かれたか泥棒に持って行かれたか困惑しながら、近くの駐輪場でアムスのFietsdepot(自転車保管所)の情報をもらい、その日は皆悲しい気持ちになりながらトラムで帰った。

アムステルダムの自転車保管所にメールや電話で問い合わせても私の自転車はないという。でも昼間に駅前で自転車が盗まれる筈はないと思い、とりあえず保管所に出かけてみる事にする。保管所ではID、自転車の鍵、あれば自分の自転車を証明する番号や保険の証明、10ユーロが必要なので、それらを用意する。82番のバスにのってWestpoortwegというところで降りると、他のほとんどの乗客も同じ停留所で降りたのには笑った。そして皆保管所へ歩いて向かっていった。

保管所では受付で自分の自転車のなくなった場所、日にちを伝えて向こうが管理している写真で自転車を確認する。電話でもメールでもないと言われた私の自転車はちゃんとここにあった!

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毎日250台の自転車が運ばれてくるという自転車保管所はやはり自転車だらけ〜!!!この中から自分の自転車のところに連れて行かれ、鍵が合うかを目の前で確認してやっと自転車を持って行く。ここでは2ヶ月自転車を保管してくれるので早めに引き取りにいくべし。10ユーロ払うと自転車を家まで届けてくれるサービスもあるそうだ。私が保管所に出かけていって帰ってくるまで2時間もかかってしまったので、それも悪くない。それでもここの60%の自転車は引き取られないままだそうだ。オランダに慣れていない人は自転車が盗られたと思って諦めるからだと思うけど。

オランダでは自転車の窃盗が多いので、自転車よりも高い自転車ロックを買い、ユニークな自転車に乗る事が窃盗を避けるポイントだ。そのため市では自転車に名前を彫る無料サービスも行っている。窃盗の場合オランダ最大のMarktplaatsという個人売買サイトに、盗まれた自分の自転車の情報をのせている人もいた。窃盗自転車の売買を防止するにはいいアイデアだ。

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こちらは廃棄自転車の行列。市は定期的に駐輪場から古い自転車を取り除いている。まず目立つオレンジ色のステッカーを自転車に貼って忠告し、1週間後に持って行ってしまうが、この自転車も取り戻す事はできる。

10ユーロと2時間の旅で自分の自転車が無事に帰ってくるのでオランダは良心的なほうだと思う。ただ我が家の高級自転車ロックは切られて使い物にならないけど。長く住んでいるオランダでのはじめての体験だったし、子ども達の社会学習にもなったのである意味楽しかったが、二度目は絶対避けたいものだ。

 

 

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