春の始まりは工作好きの私の一番すきな時期である。
毎年子ども達の学校ではイースター前の木曜日にクラスで朝食を食べる。朝食の内容はパンやゆで卵、フルーツや飲み物などで、これを自分で持って行くのだが、くじでひいたお友達の為に箱を楽しく飾って食べ物を入れてあげるのだ。誰が誰のを用意するかは当日まで内緒。
この「箱を飾る」工作はとっても楽しくて毎年私も張り切って手伝っていた。P1が4、5歳の頃はイースターの意味もよくわかっていなかったので、私がアイデアをだして材料を揃えて、一緒に作れる所を作っていた。他の子ども達の作った箱を見るのも楽しみで、特に家庭によって親子の接し方が工作に現れているのが興味深かった。例えば子どもに全て作らせたであろう箱も多数見られる。モンテッソーリの学校だから子どもの自立心を尊重する家庭が多いのだろう。私は自分の分野なのもあっていきなり高度な箱を一緒に作ろうとして、子どもがついてこれない事もあった。他の箱をみながら私の子どもにはどっちのアプローチが良いのか悩む事もあった。
過去の箱たち
P1にとってもう4回目になる今年の箱作りの行程は全く違っていた。P1がくじを引いた日に当たったお友達の好きな事とイースターを合わせてデザインを書いたのだ。しかも箱を上から、横から、前から見た図を書いてくれたので、何がしたいのか立体的に理解できた。これだけアイデアがはっきりしていればあとは少しサポートするだけでいい。
学校の帰りに工作の材料を一緒に買いに行き、好きな素材を選ばせた。好きな色を自分で塗ってもらい、接着も自分で出来るものはすべてやってもらった。技術的に難しい部分はパパにバトンタッチして、一緒に線を引いたり切ったりしてできあがったものは、、、
スケボーが乗ったチキンバス!私もこんな箱を友達からもらいたいわ。
小さい頃のP1は難しい工作が一人で出来なかったが、どんなことがどこまで出来るかを習ったのだろう。それによってP1のデザイン意識も高まり、オリジナリティーのあるものが考えれるようになったのだろう、と分析する。今回手伝いをする際に、なぜこの素材を使うかを細かく説明してみたが、意味がわかっていたようだ。次回は素材も自分一人で選べるだろう。
時間があるごとにいろんなイースター工作を楽しんでいる。まだまだ工作のアイデアはあるので、明日からのイースターホリデーも楽しく過ごせるだろう。