иконографияКартини夏のホリデーにフランスで2週間過ごしているあいだにP1は3歳になった。フランスから帰ったらP1のお友達のT君と合同バースデーパーティーをすることを決めていたので、誕生日当日は特にケーキなどは用意しなかったが、友人に頼んで初のスピードボートに乗せてもらったり、運転させてもらったりしてそれなりに楽しんでいるようだった。
予定を1日延ばしてフランスから帰ってきて2日後にはパーティー。そんな予定では疲れて当然だったが、T君家族が準備をいっぱいしてくれたのでとても助かった。はじめのプランは公園でBBQをしようということだったが、当日の予報はいまいちだし大勢の子供がいるのに途中で雨が降ったら大変!と思い、プランBであった旦那の店Workcyclesでパーティーをする事に決定した。
いつものように遅れて到着してしまい、準備もできてないところに友達がぞくぞくやってくる。皆に飾り付けや配置を手伝ってもらってドタバタとパーティーが始まった。なんでWorkcyclesでパーティーかって、子供達が自転車に乗り放題だから。スクーターやミニbakfiets、loopfietsやP1の補助輪なし自転車や売り物の自転車まで稼働して店は自転車レース場状態に。旦那がP1の為につくったジャンプ台が更に男の子達を魅了したようだった。子供達はぶつかって怪我する事もなく広い店内をスイスイ自転車を漕いでいた。おかげで親達は大人の時間が持てたので、BBQはできなかったけど結果オーライだった。
アレルギー問題があるのでバースデーケーキは私がつくることにさせてもらった。今回は時間がなかったのとデコレーションを失敗したのもあって去年ほど豪華な出来映えではなかったが、寒天の入ったマクロビチョコレートケーキ豆乳ヨーグルト添えを作った。ケーキの時間になると子供達はぞろぞろとケーキの周りに集まってローソクを消す儀式を行儀よくみるので面白いものだ。ちょっと年上のお兄さんに手伝ってもらってP1もT君もロウソクを吹き消してうれしそう。子供達は低いテーブルにならんでケーキを食べ、またすぐ自転車に夢中になった。
T君とP1の誕生日は1週間ちがいなので今回合同でパーティーをしたが、プレゼントはなくていいよといっても持ってきてくれたり、初めて会うP1やT君にプレゼントをもってきてくれたり、皆気が利いていると感心した。プレゼントの代わりにお願いしていた1品持ちよりも手の込んだ料理を持ってきてくれたり(涙)この場を借りてお礼を申し上げます。オランダでは誕生日に自分でケーキとプレゼントを用意し友達に配るのだが、このプレゼントを用意するのを忘れてしまったのはちょっと失敗だった。
失敗と言えばピアのバースデーパーティーでは小さいお返しプレゼントを用意してた。子供達が自分ではさみを使って切れるようにドライフルーツをシートに入れて縫ったもの。食べ物だし子供達も切りたい意欲がわくしはさみの練習になると思って。ただ私がおしゃべりに夢中になって帰る時に切ってもらうのを全く忘れてしまったのだが。
さてこのプレゼント、オランダでTraktatieというのだが、1の託児所の子供達の為に初めて用意してみた。いつもP1が託児所から持って帰って来る他の子からのTraktatieは風船、ペン、ドライフルーツ、シャボン玉、ボール等の小物のセットが主流で、だいたいHEMAのもの。これではあまりに驚きがないと思い私は反HEMAでいこうと決め込んでいたし、出来上がったものより自分で何か作れるものをあげたかった。そこで思いついたのがネックレス。P1がモンテの日にストローを毛糸に通したネックレスを毎週作って来るのがヒントになった。
素材を専門店で買ったりパッケージを自作したりしていると半日かかってしまったが、お値段は一人1ユーロちょっと。HEMAで揃えるのとおなじくらいのはずだ。なんせ自分で作って楽しむことができるので子供には嬉しいはずだ。翌日皆のTraktatieを持って託児所に行ったP1はネックレスを首につけて帰ってきた。Traktatieはお菓子等もはいっているので必ず親に渡すものだが、このネックレスは託児中に皆で作ったらしい。これは大成功。
この夏のホリデー中に子供達はまたぐんと成長した。P1はトイレトレーニングがうまくいっているし、自転車も更に上手になった。レゴ作りも上手になってパパを驚かす車をつくったり話すのが上手になったり。P2はついに歩けるようになり、いつも何かを手に持ってヨチヨチ歩いているし、自分でフォークを使って食べるのも上手になった。ホリデーが終わり託児所もはじまっていつもの生活がはじまるのだが、Traktatieの様なちいさな物を手作りすることからはじめて、日々創作力を高めながら楽しく暮らしていきたいものだ。